アメリカに来てドラッグストアで見かける日焼け止め「SPF100」に目を疑いました。

100??? 日本ではSPF50より高いものを見たことなかったからです。
さすがにアメリカの日差しって強いんだななんて思っていたのですが、
一方で、PA++++みたいな表記はない。
どれを選べばいいんだろう〜と思って
調べてみたら知らないことが結構あったので書き留めておきたいと思います。
SPF100の日焼け止めは効果が高い?
まずSPF(Sun Protection Factor)とは、紫外線B波(UVB)から肌を守る指標で
UVBは日焼け(赤くなる・ヒリヒリする)原因になる紫外線だそうです。
となるとやっぱりSPF100は強いんだ!と思いきや
SPF50で約98%のUVBを防御できるため、SPF100になったところで理論上ほんの数%の差らしい。
さらにいうとSPF30でも約97%カットできるらしい!
知らなかった。
ちなみにFDAは、SPF値が50を超える製品について、追加の効果を裏付ける十分な科学的データがないとしていました。
there is not sufficient data to show that products with SPF values higher than 50 provide greater protection for users than products with SPF values of 50.
ですが、アメリカの現行ルールではSPF値の上限がまだ正式に決まっていないため、SPF100も売ってるそうです。
(ちなみに日本ではどんなに高いものでもSPF50+という表記しかできないとのこと)
なので、SPF100の方が強い可能性はあるかもしれないけど、SPF30以上だったら十分に高い効果ありということですね。
一定程度SPFがあればSPFの強さよりも塗り直しが大事みたい。
それでも、SPFが高いものを買いたくなってしまうな〜笑
アメリカの日焼け止め「+++」がないのはなぜ?
日本の日焼け止めにはPA++++などと書いてあって、いつも+が多いものを選んでいました。
「PA」とは、Protection Grade of UVAの略で、どれくらい紫外線A波(UVA)を防げるかの指標です。
UVAは、肌の奥にじわじわ届いて、シミ・しわ・たるみの原因になる紫外線だそうです😨
でもアメリカの日焼け止めにはこのPAも+++も書いてない。。。
もしかしてUVAを防御できないのかな?と思い調べてみたところ、
アメリカでは、PAの代わりに「Broad Spectrum」という表記が使われているそうでした!
あった。

ただ、アメリカFDAの定めた基準に「合格」した場合にのみ使える表記だそうで
日本のように+の数でその度合いはわからないんですね〜
勝手なイメージで、アメリカの方がこういうの細かく決められてそうと思っていたので意外でした。
調べてみて、SPF30以上、Broad Spectrum表記の日焼け止めを選べばいいということがわかりました。
色々日焼け止めを使ってみているので、今後アメリカの日焼け止めのレビューを書こうかな。